まず〇〇を覚えよう

んにちは!

M spaceです。

 

あなたは、

こんな悩みを持ったことはありませんか?

 

「いい音って何、、、?」

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何か成し遂げたいときは、

その、欲しい結果を明確にイメージするとよい、

というのは、よく聞くことですね。

 

しかし、

「いい音って何、、、?」

というふうに、

 

欲しい結果を明確にイメージすることが

できていない状態だと、

 

自分でもなかなか

しっくりくる演奏を

することができません。

 

そもそも打楽器なんて、

「叩けば誰でも音を出せる」

という、

 

ただ単に発音する、

という点だけとってみれば、

 

誰にでも

簡単にできることですしね。

 

だ、

あなたや私は、

 

打楽器奏者として、

 

曲にあった音色、

その楽器を十分に鳴らせる技術

(その楽器のポテンシャルの引き出す技術)

を、身につける必要があります。

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今回は、

それを可能にするための

プロセスについて、

お伝えします。

 

それは、

個人練習の時から、

自分の音をよく聴く習慣をつける、

ということです。

 

個人練習は、

どちらかというと、

 

スティック、指、手首、腕など、

身体の使い方の鍛錬、点検に

時間を費やすと思います。

 

しかし、

同じ練習内容でも、

 

①今は、技術にフォーカスして行う

②今は、音色にフォーカスして行う

 

と、目的をはっきり分けて、

行うことをおススメします!

 

例えば、

ロールの練習をする時、

 

①ロールの技術にフォーカス

②ロールの音色にフォーカス

 

という感じで、

傍から見れば同じことをやっているようで、

本人としては全く違う目的をもって

やっている、という感じです。

 

はい、

ここまでが

前提です。笑

 

最も有効な「いい音」への道は、

この先です。

 

それは、、、

 

 

 

 

いい音かどうかという

判断をするのではなく、

 

悪い音、

使えない音に対して、

 

まず聴き分けられるようにしましょう!

ということです。

 

いいですか?

 

自分で音を出していて、

 

✖「これいい音かな?」

〇「これ悪い音かな?」

 

という耳の使い方をするのです。

 

ここで、

私の大学オケ入団当初のエピソードを

お話します。

 

私のパートには、

スーパー上手い先輩が何人もいまして、

お手本には事欠かなかったです。

 

ただ、

最初のうちは、

 

先輩みんなうまい

 

ただそれしかわからなかったんですね。

 

A先輩とB先輩は

どちらも雲の上の存在くらいうまい、

そのうまさの違いはよくわかんないけど、

とりあえず二人ともうまい。

 

※手じかに先輩がいない場合は、

プロの生演奏を聴きに行きましょう!

音色のお手本を生で見る、聞くという目的だけで

レッスンに行くといってもいいくらいです。

 

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はい。

 

ただ、それに比べて、

私の音はダメだな、、、、

というのはわかるんですね。

 

つまり、

初心者の頃って、

 

うまいvsうまい

 

の判別って、あんまり耳が慣れてなくて、

よくわからないんですよ。

 

でも、

 

うまいvsへた

 

の判別は、まだわかります。

 

この性質を利用します。

 

音を鳴らしながら、

明らかにダメな音に反応するように

訓練します。

 

そして、

 

、、、

、、、

あ、今のダメだな、、

、、、

あ、今のもダメ、、、

、、、

ん?今のはマシ?

、、、

あ、またダメだ、、、

 

 

というような感じで、

 

①まずダメな音を認識し、

それを除外するように次の音を試し、

マシな音を拾う

 

このサイクルを繰り返します。

 

これを続けると、

いわゆる、

 

耳が鍛えられる

 

という結果を得られます。

 

これって、

個人練だけでなく、

合奏にも役立ちそうですよね!

 

音程がわからない、、、

という問題も解決に繋がります。

 

いかがですか?

 

誰でもまずは、

自分にわかるところから、

わかるものを携えてしか、

参加することはできません。

 

しかし、

その、自分に分かることの範囲(=ダメな音)

少しずつ広げていく努力を続けることで、

 

最終的には、

雲の上の存在であった

欲しい結果(=良い音)

手に入れることができるのです。

 

今すぐ行動したくなりましたか?

では、

練習台を片付けて、

リアルな楽器を組み立てましょう!

 

音色が変われば、

あなたの成長はみんなに伝わります!

巡り巡ってそれは、

合奏を楽しむことに繋がりますよ。

 

読んでいただき、

ありがとうございました!

 

〇〇に縛られないで!

んにちは!

M spaceです。

 

あなたは

最初に打楽器の練習を始めたとき、

どのような流れで

説明を受けましたか?

 

スティックの持ち方

フルストローク

ダウンストローク

タップストローク

アップストローク

ダブルストローク

パラディドル

クローズロール、、、

 

もしかして、

このような流れでは

なかったですか?

 

それで、

 

「タップがうまくできない、、、」

「ダブルストロークできない、、、」

 

このような悩みをもったことはありませんか?

 

もし、

それらを解決したい気持ちがあるなら、

ぜひこのブログを読みすすめてください!

 

物事の捉え方、考え方が変わり、

気持ちが楽になれると思います。

 

そして、空回りしない

練習ができるようになります。

 

て、

冒頭で上げた練習の流れは、

 

実は、あなたの演奏技術の進渉や

取り組むべき課題を

適格に表しているとは限らないです。

 

なぜか?

 

あれらは、

ただの

名前だからです!!!

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フル、ダウン、タップ、アップ、

これらはストローク(フォーム)の名前

ですし、

 

パラディドル、ロールは

奏法の名前です。

 

今回お伝えしたいのは、

 

「〇〇ができない」

「〇〇ができるようになりたい」

 

ということがあったときに、

 

つまり、

上達の過程で、

 

名前に縛られないで

 

ということです。

 

言い換えるなら、

名前が目的にならないように気をつけて!

ということですね。

 

名前だけにとらわれていると、

どんなことが起こるでしょうか?

 

「タップがうまくできない、、、」

→だから、今日もタップを練習しよう

 

「ダブルストロークできない、、、」

→だから、今日もダブルストロークを練習しよう

 

こんな流れになってしまいます。

 

しかし、

これを繰り返したところで

上達するでしょうか?

 

 

いいえ。

 

 

なぜなら、

奏法の名前に縛られて、

奏法の要素に着目することを

放棄しているからです。

 

詳しくお伝えしますね。

 

例えば、

タップストロークというのは、

打面に非常に近い高さからスティックを

落として鳴らすことですが、

 

タップを練習するときは、

 

タップを練習する

=打面に非常に近い高さからスティックを

落として鳴らすこと

 

という要素の言い換えまで、

きちんと脳内で変換できる必要があります。

 

そして、

音楽の流れの中で、

今まで違う動き(タップ以外)

をしていたとしても、

 

タップが必要なときに、

確実にタップを再現できるような

身体の使い方を習得できて初めて、

 

タップができている

 

という状態になるのです。

 

タップを練習する

=フル、ダウン、アップでないやつ

 

というざっくりした分類に留まってはいけません。

 

名前ではなく、

奏法の要素を体得することが

真の目的である

 

ということが大事なのです。

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今すぐ、

自分や後輩の会話を

思い出してみましょう。

 

「タップがうまくできない、、、」

→だから、今日もタップを練習しよう

 

「ダブルストロークできない、、、」

→だから、今日もダブルストロークを練習しよう

 

こんな口癖があったら、

要注意です!

 

タップだったら、

 

「なかなか打面の高さを低く保てない」

 

→どうして低く保てないのか点検してみよう

→力加減?

→自分では低いつもりなだけ?

 

 

ダブルストロークだったら、

 

「片手で2回しっかり打てない」

 

→指使えてる?

→手首と指の使い方のバランスは?

→痛い音になってない?

→2つの音の間隔は均等?

 

このように、

要素をしっかり言語化して、

課題を明確にしながら、

練習に取り組みましょう。

 

そうすれば、

結果的に、いろんな名前の奏法が

できるようになっています。

 

反対に、

身体がきちんと要素を

再現できていれば、

 

その動きの名前なんて

正確に覚える必要がありません(笑)

 

大事なのは

「欲しい音が出せる」

ようになることなのですから。

 

 

読んでいただき、

ありがとうございました!

リズム感より〇〇を重視せよ!

んにちは!

M spasceです。

 

あなたは、

打楽器奏者に求められる能力は

何だと思われますか?

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「リズム感」

 

はい、その通りです。

 

よく、

音楽の構成は

3つの要素から成る

と言われています。

 

メロディー

ハーモニー

リズム

 

この3つです。

 

スコア(総譜)の中で

打楽器パートに与えられるのは、

 

リズムです。

 

要は、伴奏や装飾的な役割ですね。

 

マリンバソロなど、

打楽器の中でも

音階がある楽器はまた話は別ですが、

 

オーケストラや吹奏楽など

合奏の中での打楽器は、

音楽の土台の役割として、

他のメロディー、ハーモニーを支える役目になります。

 

打楽器をやっていると、

「リズム感あるってことだよね?」

「さすが打楽器奏者、すごーい!」

と言われることがよくあります。笑

 

逆に、

「自分は打楽器奏者なのにリズム感がない、、、」

と悩む奏者もいます。

(※私です)

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もしあなたが、

打楽器奏者=リズム感が良い

という価値観を苦しく思っているなら、

このブログはその突破口となります。

 

あなたは、

新しい価値観を手に入れ、

新しい目的をもって、

今までとは違う努力をできるようになります。

 

逆に、もしあなたが、

打楽器奏者=リズム感が良い

という価値観に満足しているなら、

このブログはあまり役に立ちません。

 

どうぞ、

複雑なリズムの取得を頑張って、

カッコよく、みんなの歓声を浴びてください。

 

て、

打楽器奏者=リズム感が良い

から、もう少し踏み込んで考えてみます。

 

冒頭で私は、

こんな問いかけをしました。

 

「打楽器奏者に求められる能力は

何だと思われますか?」

 

→リズム感です。

 

はい、確かに、

打楽器奏者にはリズム感が求められる、と

言いました。

 

では、

音楽そのものからすると、

どうでしょうか?

 

例えば、

ベートーヴェン交響曲第5番

【運命】

という曲があります。

 

この曲そのものからすると、

つまり、

作曲者であるベートーヴェンからすると、

 

スコアのうち、

打楽器パート(この曲ではティンパニ

求められているものは何でしょう??

 

それは、

 

ティンパニの音色です!!!

 

もっというと、

 

他でもない、

ベートーヴェン交響曲第5番【運命】

という曲に合った、ティンパニの音色です。

 

曲目線(楽譜目線)で考えてみると、

その曲に求められているのは、

 

打楽器奏者ではなく、

その曲に編成されている打楽器パートです。

 

そして、

各、打楽器から出される、

 

例えば

ティンパニならティンパニの、

シンバルならシンバルの、

小太鼓なら小太鼓の、

 

音色なのです。

 

音色を用いて、

曲に参加をするのです。

 

リズムはそのあとです。

 

その音色を並べて、

リズムが構成されるのですから。

 

リズムが構成されて初めて、

それを運用するために、

「リズム感」が必要になってくるのです。

 

どうか、

リズム感がないことに

縛られすぎないでください。

 

そこは、実は、

音楽全体からすると、

枝葉の部分なのです。

 

現に、

リズム感を鍛える!といって、

たくさんの音型の練習を繰り返しても、

 

思ったような結果に結びつかないことが

多くありませんか??

 

それは、

今練習している、その音型の、

登場した音たちすべての

音色が適切でないことが起因しているからです。

 

リズムが正しく取れないのは、

ただズレるから、

メトロノームに合わせる

という練習をしても治りません。

 

ひとつひとつの音色が

正しくないから

ズレるのです。

 

輪郭、

硬さ、

重さ、

長さ、

強さ、

 

こういったもので、

音色は構成されており、

 

ひとつひとつの音色が

連なったり、一定の法則で並んだりしているのが、

打楽器パートの譜面(リズム)なのです。

 

そして、

それを適切に運用するために、

打楽器奏者のリズム感が必要になるのです。

 

優先するべきは、

リズム感<音色

なのです。

 

どうか、

リズム感に縛られた練習をしないでください。

 

まず、

音色を磨くことを心がけましょう。

 

今すぐ、

自分の個人練習の目的を整理してください。

 

以前、別の記事でもご紹介しましたが、

基礎練習から、実際の楽器を使って練習しましょう。

 

以前の記事↓↓↓

 

nobishirohakken.hatenablog.com

 

たくさん叩かなくていいので、

自分で自分の出した音に、

耳を傾ける習慣をつけましょう。

 

そうすれば、

結果的に、リズム感も養われます。

 

音色を磨き、

音楽に彩を与えられる打楽器奏者を

目指しましょう!

 

 

読んでいただき、

ありがとうございました!

スピードは不要です

んにちは!

M spaceです。

 

先輩から「バチが遅い」と指摘された私ですが、

 

単に腕を速く下ろす、ということでは

解決しませんでした。

 

なぜなら、

 

強く、早く腕を下ろすと、

その分、強い力でスティックが跳ね返ってくるため、

 

そのパワーに振り回され、

次の一打までに必要なコンディションを準備できないのです。

 

あなたも同じような事態に陥ったことは

ありませんか?

 

どのようなアプローチをすればいいでしょう?

 

結論から言うと、

スピードを加える

というアプローチは不要です。

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バチが遅い、と言われたとき、

あなたは、自分で遅く動かしている自覚はありましたか?

 

なにも遅くしているつもりではなく、

自然にやったら、

結果がそうだった、

という感じではありませんか??

 

ただ、

先輩からしたらそれは、

遅かった。

 

ここに、差がありますよね?

 

要は、あなたの

自然にやっている感覚を解き明かし、

より正しい方へ、

上書きするプロセスが必要なのです。

 

そのために必要なアプローチは、

 

スピードを一旦、脇に置き、

動きから排除します。

 

スピードを利用するという考えを

一旦捨てます。

 

そして、

あえて等速で、

身体を動かす訓練をします。

 

なぜそんなことに

意味があるのか?

 

それは、

適切なスピードを知るためには、

 

スピードが生じているという感覚を

まず身体が理解する必要があるからです。

 

スピードなし

スピードが生じる

スピードが生じるのがわかる

スピードを自力で止められる

スピードを自力で再開させられる

スピードの緩急がわかる

スピードに身体を任せられる

スピードを意図的に操れる

 

この流れのなかで、

今まであなたが

無意識にやっていたクセが

隠れているはずです。

 

特に、

クセで勝手にスピードが出てしまっている

という現象に注意してください。

 

そこのスピードを消すことが

まずは先決です。

 

なぜなら、

その動きが生じている地点は、

あなたの理性が及んでいない、

 

いわば

ブラックボックスの状態

だからです。

 

必要なのは、

そこに光を当てて

何が起こっているか検証することです。

 

そして、スピードに関して、

起こりうる現象は、

 

ある/なし

 

1種類ではないという

実感をしてほしいと思います。

 

自分で自分の身体をつかいこせることが

安定した演奏能力を手に入れる近道です。

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今すぐ、

今まで人から指摘されたことを

思い返してみてください。

 

そして、

 

動きが遅い、

歯切れが悪い

輪郭がぼやける

 

そんな指摘をされた記憶があれば、

等速の訓練を始めましょう!

 

等速の訓練を終え、

実際の演奏のフォームに戻った

最終的には、

 

・指を使ってスピードをつける

・指を使わず、手首や肘や肩を順番に少しずつ脱力していって

スピードをコントロールする

 

この2つを場面によって使いこなして

欲しい音色を出すことになります。

 

矛盾した内容ですが、

どちらの「極」からもアプローチして

相反する要素のブレンドを行っていく。

 

教則本に書いてある、

各種ストロークの練習は、

これらを踏まえて行うものだと、

私は考えています。

 

読んでいただき、

ありがとうございました!

【バチが遅い!?】あなたを助ける、最も遠回りな練習がコレだ!(軌道そのものを整理する④)

んにちは!

M spaceです。

 

前回まで、

指、手首の脱力した結果

スティックが打面に届く、

 

後ろ3本指を離した結果、

スティックが打面に届く、

 

そして、

これらをやっているとき、

「叩く」という行為は一切行っていない

という注意点がありました。

 

スピードを一旦消し、

総合的な動きから

あえて「部分」を取り出し、

「部分だけの動きにフォーカスする」、

 

これらの目的は、

最終的に、

 

スティックを思い通りに動かせる

=打面までの距離・空間・時間を

自分の意志で調節できる

 

という状態になるためです。

 

それに必要な訓練を、

続けてお伝えしています。

 

この着眼点で、

必要な訓練をすれば、

 

あなたは、

スティックの軌道を整理し、

自然なストロークの土台を身につけられます。

 

反対にもし、

この訓練を行わない場合、

 

・欲しいタイミングで発音できない

・遅れる

・歯切れの良い音が出せない

ストロークがしっくりこない

 

こんな状態が

いつまでも続く危険が

あります。

 

さて、

今回は、です。

 

やっと、

フォームの練習をしている感覚に

なってきましたね!笑

 

さっそく、

やってみましょう。

 

スティックを持って、

肘を曲げ、

 

演奏時にスティックを振り上げた状態

を作ります。

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こんな感じ。

 

ポイントは、

 

肘関節を曲げているとき、

前腕と上腕が、

「脇を締める」時の感覚のように、

びっちりとお互いの面どうしがくっついていることです。

 

その、

びっちり感を

むりやり引き剥がすように、

 

ゆっくり、

等速で、

 

肘を伸ばしていきます。

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手首は、少し反り返った状態のまま、

動かしません。

 

動かすのは、

今は、

肘関節だけです。

 

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そのまま、

ゆっくり等速で、

下ろします。。。。

 

肘が伸びきるまで、

手首は下げないで

待っててください。

 

すこし、

手首として辛さがあるかもしれませんが、

まだ、

待っててください。

 

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ここくらいまで、

つまり、

実際の打面に

本当に近づいたところまで、

 

手首はそのままです。

 

肘の動きが終わったことを確認してから、

ここから

今度は

手首のみを動かします。

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はい、

こんな感じで、

やっと、手の甲が正面を向きましたね。

 

※それ以前は逆に、

手の甲ではなく、

手のひら側が正面を向くように

意識します。

 

最後に、

指の力を(スティックを持った状態で)

抜きます。

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そうすると、

まだ少し、動く余地があったことが

わかると思います。

 

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2枚の写真を見比べて、

違いがわかりますか?

 

2枚目の方が、

より、

手首が脱力し、

スティックが下がっています。

 

この違いを、

身体で実感できるまで

繰り返しましょう!

 

この部分が、

あとあと、

 

汚い音を回避する

助けになるので!!!

 

それは、

この部分が、

自己コントロール外になっている場合が

本当に多いからです。

 

うまく脱力ができなかったり、

今までの習性で「意図的に」スピードを

早めてしまう地点がないか、

要確認です。

 

この訓練を5分~15分ほど

行ったあと、

 

通常のフルストロークに戻して、

打面を打ってみましょう。

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音色、

軌道、

跳ね返り、

 

今までより、

不自然さが減っているはずです。

 

今すぐ鏡とスティックを用意して、

フォームチェックをしましょう!

 

そして、

肘~手首の位置から打面までの距離を知る、

その距離を自然に移動する感覚を確かめましょう!

 

読んでいただき、

ありがとうございました!

 

【バチが遅い!?】あなたを助ける、最も遠回りな練習がコレだ!(軌道そのものを整理する③)

んにちは!

M spaceです。

 

前回は、

手首と指の脱力にフォーカスすることで、

 

手首の位置から打面までの距離を知る、

その距離を自然に移動する感覚を確かめました。

 

前回の記事はこちら↓↓↓

 

nobishirohakken.hatenablog.com

 

前回の身体を動かし方は、

 

指の力を抜くことで、

結果的に手首の力が抜け、

 

手首の力が抜けたことで、

結果的に手首がお辞儀をするような形で

下がり、

 

手首が下がったことで、

結果的に持っているスティックが

下がり、

 

スティックの位置が下がることで、

結果的にスティックの先端が

打面に触れ、

 

トンッ

 

こんな流れでしたね。

 

ここで確認しておきたいのは、

 

前回の訓練では、

指のコントロール

一切除外している

 

ということです。

 

要は、

 

指を使わなくても、

自然に発音させることはできる

 

という、そもそも論を知ってほしかったので、

このような訓練をお伝えしました。

 

しかし、

あなたもご存じのように、

 

とはいえ

 

実際の演奏や、

スティックコントロールの技術を習得するには、

 

指を使う場面は非常に多いです。

 

このブログを読み進めることで、

その助けになる訓練

身につけることができます。

 

指を使うと聞いて、

ゲッ!!!

と苦手意識がもたげましたか?笑

 

大丈夫です。

簡単な訓練ですから!!!

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なので、今回は、

指のコントロールにフォーカスして、

スティックの先端から打面までの距離、

それにかかる時間を点検していきます。

 

ここで、

指の役割分担の訓練が活きてきます。

 

なにそれ?

と思ったら、この記事を復習しましょう!

 

指の役割分担

 

nobishirohakken.hatenablog.com

 

指の役割分担は、

 

持つ担当→親指+人差し指

コントロール担当→後ろ3本の指たち

 

でしたね。

 

これを用います。

 

まず、

スティックを持って、

低めに構えます。

 

持つ担当の親指、人差し指は、

スティックに触れている部分を広めに意識し、

お互い、圧迫をかけます。

 

コントロール担当の後ろ3本は、

持つ担当の、持つために使っている力に

引っ張られないように、

自由に動けるように、意識します。

 

で、構えてますね?

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では、

後ろ3本をそのまま、

 

パッと離します!!!

 

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これだけです!!!笑

 

 

後ろ3本の指を離したことで、

スティックが動き、

 

結果的に、

スティックの先端が

打面に触れます。

 

ここでは、

手首の動きは一切、

除外されています。

 

腕も、動かしてませんね。

 

ただ、

後ろ3本の指を離しただけです。

 

それでも、

特別な力を使うことなく、

スティックは打面に届くんだ、

 

ということを

知ってほしかったのです。

 

前回に引き続き、

 

自分が意識的に、

「叩きに」いかなくても、

 

スティックは下がるし、

打面に当たるし、

音は出るのです。

 

何か作為的に、

スピードをつけたり、

パワーを加えたりするのは、

 

譜面に

そういう指示があったときに

はじめて

 

そういう身体の使い方をすればいいのであって、

ノーマルな状態では、

ほとんど必要ありません。

 

こういった地道な訓練を重ねると、

身体を部分的に

分割して意識を飛ばせるようになり、

 

その部分の脱力や

不自然でない動き方を知ることで、

 

何の特殊記号もついていない、

 

ただの四分音符、

ただの八分音符、

 

そういう、

ノーマルな発音ができるようになります。

 

実は、こういうところから、

個人練習の面倒をみていく必要があるのです。

 

いかがでしたか?

こんなに細分化した練習って

あまり聞いたことがないかもしれませんね。

 

しかし、

意味があるかどうか

疑いを晴らすつもりで、

 

今すぐ取り組みましょう!

 

うるさくない訓練なので、

スティックさえあれば、

打面は何でも(太腿でも)大丈夫ですよ。

 

前回の指、手首の脱力、

今回の後ろ3本指の解放、

 

これがあなたの

通常のフォームに

良い影響を与えることでしょう。

 

ぜひ、確かめてみてください。

 

読んでいただき、

ありがとうございました!

【バチが遅い!?】あなたを助ける、最も遠回りな練習がコレだ!(軌道そのものを整理する②)

んにちは!

M spaceです。

 

今回は、

「バチが遅い」という悩みを

地道に改善する方法のご案内の、

第2回目です。

 

※第1回目はこちら!

 

「バチが遅い」とは、

 

つまり、

欲しい音に対して

適切なスピードでスティックを動かせていない

ということです。

 

そしてそれは、

適切なスピードでスティックを動かせていない

=身体を適切に動かせていない

ということになります。

 

あなたはいま、

欲しい音に対して、

適切なスピードで身体を動かせていますか?

 

この着眼点で、

必要な訓練をすれば、

 

あなたは、

スティックの軌道を整理し、

自然なストロークの土台を身につけられます。

 

反対にもし、

この訓練を行わない場合、

 

・欲しいタイミングで発音できない

・遅れる

・歯切れの良い音が出せない

ストロークがしっくりこない

 

こんな状態が

いつまでも続く危険が

あります。

 

また、

演奏において、

適切に身体を動かせている状態というのは、

どんな状態でしょうか?

 

スティックを思い通りに動かせる

=打面までの距離・空間・時間を

自分の意志で調節できる

 

このことを目指していましたよね!

今回は、

その続きということです。

 

キーワードは、

脱力です。

 

脱力して!」

と先輩に指摘されたことはありませんか?

 

私は、

自分にとって適切な練習方法に出会えたのは

大学オケに入ってからでしたが、

 

この、

脱力については、

 

中学校のブラスバンドの時から、

自分と同じくらい素人の(失礼!)先輩からも、

ずっと言われてきました。

 

しかし、

文字通り脱力すると、

スティックを床に落としてしまいます。

(実際、何度も落としました)

 

反対に、

ギュッという拘束の状態が

身体のどこかに起こっていると、

スムーズな動きを阻みます。

 

ひと口に「脱力して!」

と言っても、

それは、

適切に脱力して、という意味なんですね。

 

は?

当たり前じゃんw

 

はい!

その通りです。

 

では、

あなたは、

自分が脱力している状態がどんなだか、

理解していますか?

 

もっというと、

あなたの指や手や腕は、

自分が脱力している状態がどんなだか、

理解していますか?

 

ちょっとここから、

確認してみましょう!

 

まずは手首の脱力に関して、

フォーカスします。

 

物事を客観的に感じるために、

「あえて~~する」という感じで

誘導していきますので、

とりあえずやってみましょう。

 

まず、

腕を肩くらいの高さに上げ、

手のひらを床に向けます。

 

次に、

指を揃えて、指同士をくっつけます。

 

すこし、力を入れて、

「ギュッ」という状態にします。

(敬礼する時みたいな感じに五指を揃えます)

 

次に、

そのまま(力を入れたまま)、

指を少しずつ開きます。

※プルプルするかもしれません。

 

指の形はそのままで、

「ギュッ」としているパワーを

「フッと」抜きます。

 

小指の付け根(小指球

薬指の付け根の力を、

更に「フッ」と抜きます。

 

そうすると、

自動的に手首が下がります!!!

 

この状態が、

指、手首が脱力できている状態です。

 

では、

同様の身体イメージのまま、

スティックを持って、

低い位置に構えます。

 

指の力を抜きます。

 

特に、

小指の付け根(小指球

薬指の付け根の力を、

抜きます。

 

結果的に

手首が下がります。

(※手首がお辞儀をするような感じ)

 

さらに結果的に

スティックが打面に触れ、

先端部分が打面に届きます。

 

※トンと「叩く」必要はありません。

でも、結果的に音が少し鳴るのは構いません。

 

腕を動かしたり、

スティックを押し付けたりしなくても、

 

手首が下がることによって

打面への距離が縮まる。

 

叩こうとしなくても、

スティックが打面に触れる。

 

部分的に脱力して、

手首の関節が本来の機能を果たした結果、

 

不自然な状態でなく、

手首、指、スティックが

動いた結果、

スティックが打面に届きます。

 

これを、

肘、腕、肩、と同様に分割しながら、

イメージして試していきます。

 

最後に、

脱力するイメージを一旦脇に置き、

 

「今までのイメージを活かす」と思いながら

※思うだけでいいです!

 

低めの位置から構え、

普段通り、演奏で使うフォームで

「叩いて」みてください。

 

トンッ

 

抜け感の良い

まろやかな音が鳴ると思います。

 

ここが、

発音のスタートです。

 

いかがですか?

 

単に手首を回したり、

ぶらぶらさせるのも、

確かに、ウォーミングアップとしては

いいかもしれません。

 

しかし、

そのぶらぶらした状態が、

 

必要な場面で再現できない限り、

いつまでたっても、

 

適切に脱力ができません。

 

そしてそれは、

いつまでたっても、

適切に身体を動かせない

→スティックを適切なスピードで動かせない

 

こんな結果に繋がってしまいます。

 

これは、

私やあなたが目指す結果では

ありませんよね?

 

今すぐ、

このブログをスクロールし、

指と手首の脱力の訓練を試してみてください!

 

今日は、

この訓練を覚えるだけで結構です。

 

そのかわり、

ふと思い出したときに、繰り返し

やってみてください。

 

3分もかからないです(笑)

でも、奥が深い出来事になると思います。

 

読んでいただき、

ありがとうございました!