【このままだと危険!】下手な原因、気づいてますか?

んにちは!

M spaceです。

 

 

あなたに質問です。

 

(指を使う訓練してるけど)

(そして、少し、できるようになってきたけど)

 

(結局、今までは何がいけなかったの??)

 

あなたは、

こんな気持ちになったことはありませんか?

 

これは良い気づきです!!

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少し、

現状を振り返ってみましょう。

 

あなたは、

 

自分にできることについて

なぜ

自分はそれができているのか

自分で説明できますか?

 

あるいは、

なぜ

自分はそれができないのか

言語化することはできますか?

 

これらが

 

たとえ手探りであっても

自分なりに説明できる

言語化できる

 

そういう姿勢であることは、

案外、重要です。

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たとえば、

初心者の後輩を

面倒みなければならないとき

 

既にできている側の人間は

よく、

 

「だから、そこはバッとやって、

シュッとして、、、」

 

みたいな

擬音語、擬態語ばかりの説明

なってしまうことがありますが、

 

これでは

相手はよくわからないでしょう。

 

また、

 

「もっと普通に自然にやれば?」

 

と言われたことはありませんか?

 

しかし、

 

できないときは、

 

どうすれば

普通(自然)にできるのか

 

本人にとっては見当もつかない場合が多い

 

です。

 

もっと言えば、

本人は不自然さに気づいていない

場合だってあるのです。

 

なので、

 

いかに

現状(=不自然)から

本来の「普通(自然)」状態へ

 

道筋を示してあげられるかが

上達へのカギとなるわけです。

 

これができなければ、

あらゆる練習の結果も

「なんとなく…」の域を出ません。

 

そして、

あなたや私が目指している、

自分の身体を自分で使いこなせている

状態とは言えません。

 

実は、

私も長い間、

それができていなかったのです!!!

 

これこそが、

私の停滞の原因でした。

 

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具体的な例を

あげてみますね!

 

私は、

指を使う訓練を通して、

一連の気づきを得ました。

 

題材としては、

スティックを扱うにあたって

 

後ろ3本の指を

どう動かすか

 

について取り上げた、

前回、前々回の内容を踏まえて

お話します。

 

また、

 

前々回の訓練→前回の訓練

の順番で取り組むことを

おススメしたいのですが、

 

その理由も後半で

お伝えします。

 

 

まず、前々回の記事はこちら↓↓↓

 

nobishirohakken.hatenablog.com

 

 

 

この訓練を行う際、

注意することがあります。

 

それは、

 

①指はずっとスティックの上に

乗ったまま動かす

 

②手のひら~スティックの

距離・空間の増減に目を向ける

 

ということです。

 

①については、

 

本来は

演奏の中で、

常に指をスティックにつけておく

ということはありません。

 

なぜなら、

次のような現状があるからです。

 

指が離れる

=スティックの自由度が増す

=脱力が実現しやすくなる

(=コントロール力が落ちる原因にもなる)

 

指が離れることが

利点になることもあるわけです。

 

 

 例えば、

 

ティンパニ

大音量でロール

という場面では、

マレットは自由度が高い方が効果的です。

 

ただし、

自由度が増すといっても、

その自由度を使いこなすのは

あなたです。

 

必要があって

意図的に自由度を増した

というのと、

 

自由度MAXの

フォームしかできない

というのでは、

 

前者の方が

奏者としての力量は高いです。

 

(※後者は過去の私です!)

 

今は、

 

いかに自分の身体を使いこなして

スティックを思うように

コントロールできるか?

という視点で訓練をしています。

 

「指を離してごらん」

という技術よりも、

「ギリギリまで指はつけたままで!」

という方が、

 

いざ、やってみると

難しいのです。

 

反対に、

今、指をつけたままの訓練を

しておけば、

 

後から

指を離すver.に取り組むのは

簡単です。

 

その時にはただ、

「今度はそのまま離してごらん」

というだけで、

できるはずです!!

 

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続いて、

 

②手のひら~スティックの

距離・空間の増減に目を向ける

については、

 

以下の写真を部分のことを

話しています。

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スタート。距離は短い。手の中の空間も狭い。

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開くにつれて、距離が増える、手の中の空間も増える。

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距離増える、空間増える。
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これだけ増えます。

お伝えしたいのは、

 

白線で示した

手のひら~スティックまでの距離

 

距離に変化に伴って増減する

手の中の空間

 

そして

その間をスティックが

移動するのにかかる

時間意識して!ということです。

 

 

実際に目で見て、

そして感触を拾ってください!

 

このプロセスを経て

指を動かせているかどうかで

 

 

スティックを

理性的に

コントロールできる度合い

変わってくるのです。

 

次に

訓練の順番に

オススメがある理由を

お伝えします。

 

前回の記事で述べた

後ろ3本指で

スティックをキックする

という場合、

 

キックする一瞬で

この工程が完結します。

(パシッ)

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スティックの動きはパシッと一瞬

 

はい、それで正しいです。

 

正しいのですが!!!

 

それだけで思考を止めてしまうと、

今までと同じです。

 

もう少し、

起こっていることを詳しく

見てみます。

 

すると、

 

私は、この訓練だけを

行うとき、

 

 パシッとすることに

一生懸命で、

 

スティックが移動する

その一瞬で

 

何と何が

変化しているのかについては

 

ほぼ無意識

(=自分の意志が介されない状態)

で終わらせていること

 

に、私は気づきました。

 

そして、

私が指を上手く使えていない、

スティックをうまくコントロールできていない

原因は、

 

この、

左写真→右写真になる間に、

何が起こっているのか?

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左写真→右写真になる間に、距離と空間がどう変化するか?

 

距離空間の変化、

どれくらい時間がかかるのかについて、

 

自分で全く意識できていない

(=コントロール外の状態にある)

 

まま、先に進もうとしていた

ことにあるのではないかと

思ったのです。

 

そして、

 

スティックを思い通りに動かせる

=この距離・空間・時間を

自分の意志で調節できる

ということである

 

という

言われてみれば

当たり前ことが

やっと腑に落ちたのです。

 

これに基づいて、

私は

前々回の訓練を

自分のために編み出しました

 

意識して

あえてスピードを殺して

ゆっくり取り組んで

=(前々回の訓練)(指動かすだけ)

 

そのあとに、

 

前回の訓練(スピードあり)

に取り組んだ結果、

 

徐々に

指が使えている実感が

持てるようになりました!

 

指を使うことに関して、

 

今のはダメだな、

使えてなかったな

 

という

除外診断も

自力でできるようになりました。

 

それまでは、

すべてなんとなくで

そういった除外診断が

自力でできなかったので、

 

個人練習の質が低かった

 

ということにも気づけたわけです。

 

 

今回は

 

自分のできること

できないことについて、

 

自分の身に起こっていることについて、

 

自分なりに言語化して

説明できるかどうかが上達のカギ

であるということについて

お話しました。

 

また、

これは質の良い個人練習

行うことにもつながります。

 

これらができていなかったので、

私は長い間、

下手なままでした。

 

あなたも

せっかく時間を割くなら、

必ず上達につながる

練習内容したくありませんか?

 

 今すぐ

スティックを持って、

実際に後ろ3本の指で

スティックを動かしてみましょう!

 

もし、うまくできない場合は、

①指の役割分担に戻って、

指を慣らしてから

もう一度挑戦しましょう!

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました!