リズム感より〇〇を重視せよ!

んにちは!

M spasceです。

 

あなたは、

打楽器奏者に求められる能力は

何だと思われますか?

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「リズム感」

 

はい、その通りです。

 

よく、

音楽の構成は

3つの要素から成る

と言われています。

 

メロディー

ハーモニー

リズム

 

この3つです。

 

スコア(総譜)の中で

打楽器パートに与えられるのは、

 

リズムです。

 

要は、伴奏や装飾的な役割ですね。

 

マリンバソロなど、

打楽器の中でも

音階がある楽器はまた話は別ですが、

 

オーケストラや吹奏楽など

合奏の中での打楽器は、

音楽の土台の役割として、

他のメロディー、ハーモニーを支える役目になります。

 

打楽器をやっていると、

「リズム感あるってことだよね?」

「さすが打楽器奏者、すごーい!」

と言われることがよくあります。笑

 

逆に、

「自分は打楽器奏者なのにリズム感がない、、、」

と悩む奏者もいます。

(※私です)

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もしあなたが、

打楽器奏者=リズム感が良い

という価値観を苦しく思っているなら、

このブログはその突破口となります。

 

あなたは、

新しい価値観を手に入れ、

新しい目的をもって、

今までとは違う努力をできるようになります。

 

逆に、もしあなたが、

打楽器奏者=リズム感が良い

という価値観に満足しているなら、

このブログはあまり役に立ちません。

 

どうぞ、

複雑なリズムの取得を頑張って、

カッコよく、みんなの歓声を浴びてください。

 

て、

打楽器奏者=リズム感が良い

から、もう少し踏み込んで考えてみます。

 

冒頭で私は、

こんな問いかけをしました。

 

「打楽器奏者に求められる能力は

何だと思われますか?」

 

→リズム感です。

 

はい、確かに、

打楽器奏者にはリズム感が求められる、と

言いました。

 

では、

音楽そのものからすると、

どうでしょうか?

 

例えば、

ベートーヴェン交響曲第5番

【運命】

という曲があります。

 

この曲そのものからすると、

つまり、

作曲者であるベートーヴェンからすると、

 

スコアのうち、

打楽器パート(この曲ではティンパニ

求められているものは何でしょう??

 

それは、

 

ティンパニの音色です!!!

 

もっというと、

 

他でもない、

ベートーヴェン交響曲第5番【運命】

という曲に合った、ティンパニの音色です。

 

曲目線(楽譜目線)で考えてみると、

その曲に求められているのは、

 

打楽器奏者ではなく、

その曲に編成されている打楽器パートです。

 

そして、

各、打楽器から出される、

 

例えば

ティンパニならティンパニの、

シンバルならシンバルの、

小太鼓なら小太鼓の、

 

音色なのです。

 

音色を用いて、

曲に参加をするのです。

 

リズムはそのあとです。

 

その音色を並べて、

リズムが構成されるのですから。

 

リズムが構成されて初めて、

それを運用するために、

「リズム感」が必要になってくるのです。

 

どうか、

リズム感がないことに

縛られすぎないでください。

 

そこは、実は、

音楽全体からすると、

枝葉の部分なのです。

 

現に、

リズム感を鍛える!といって、

たくさんの音型の練習を繰り返しても、

 

思ったような結果に結びつかないことが

多くありませんか??

 

それは、

今練習している、その音型の、

登場した音たちすべての

音色が適切でないことが起因しているからです。

 

リズムが正しく取れないのは、

ただズレるから、

メトロノームに合わせる

という練習をしても治りません。

 

ひとつひとつの音色が

正しくないから

ズレるのです。

 

輪郭、

硬さ、

重さ、

長さ、

強さ、

 

こういったもので、

音色は構成されており、

 

ひとつひとつの音色が

連なったり、一定の法則で並んだりしているのが、

打楽器パートの譜面(リズム)なのです。

 

そして、

それを適切に運用するために、

打楽器奏者のリズム感が必要になるのです。

 

優先するべきは、

リズム感<音色

なのです。

 

どうか、

リズム感に縛られた練習をしないでください。

 

まず、

音色を磨くことを心がけましょう。

 

今すぐ、

自分の個人練習の目的を整理してください。

 

以前、別の記事でもご紹介しましたが、

基礎練習から、実際の楽器を使って練習しましょう。

 

以前の記事↓↓↓

 

nobishirohakken.hatenablog.com

 

たくさん叩かなくていいので、

自分で自分の出した音に、

耳を傾ける習慣をつけましょう。

 

そうすれば、

結果的に、リズム感も養われます。

 

音色を磨き、

音楽に彩を与えられる打楽器奏者を

目指しましょう!

 

 

読んでいただき、

ありがとうございました!