【バチが遅い!?】あなたを助ける、最も遠回りな練習がコレだ!(軌道そのものを整理する④)
こんにちは!
M spaceです。
前回まで、
指、手首の脱力した結果
スティックが打面に届く、
後ろ3本指を離した結果、
スティックが打面に届く、
そして、
これらをやっているとき、
「叩く」という行為は一切行っていない
という注意点がありました。
スピードを一旦消し、
総合的な動きから
あえて「部分」を取り出し、
「部分だけの動きにフォーカスする」、
これらの目的は、
最終的に、
スティックを思い通りに動かせる
=打面までの距離・空間・時間を
自分の意志で調節できる
という状態になるためです。
それに必要な訓練を、
続けてお伝えしています。
この着眼点で、
必要な訓練をすれば、
あなたは、
スティックの軌道を整理し、
自然なストロークの土台を身につけられます。
反対にもし、
この訓練を行わない場合、
・欲しいタイミングで発音できない
・遅れる
・歯切れの良い音が出せない
・ストロークがしっくりこない
こんな状態が
いつまでも続く危険が
あります。
さて、
今回は、肘です。
やっと、
フォームの練習をしている感覚に
なってきましたね!笑
さっそく、
やってみましょう。
スティックを持って、
肘を曲げ、
演奏時にスティックを振り上げた状態
を作ります。
こんな感じ。
ポイントは、
肘関節を曲げているとき、
前腕と上腕が、
「脇を締める」時の感覚のように、
びっちりとお互いの面どうしがくっついていることです。
その、
びっちり感を
むりやり引き剥がすように、
ゆっくり、
等速で、
肘を伸ばしていきます。
手首は、少し反り返った状態のまま、
動かしません。
動かすのは、
今は、
肘関節だけです。
そのまま、
ゆっくり等速で、
下ろします。。。。
肘が伸びきるまで、
手首は下げないで
待っててください。
すこし、
手首として辛さがあるかもしれませんが、
まだ、
待っててください。
ここくらいまで、
つまり、
実際の打面に
本当に近づいたところまで、
手首はそのままです。
肘の動きが終わったことを確認してから、
ここから
今度は
手首のみを動かします。
はい、
こんな感じで、
やっと、手の甲が正面を向きましたね。
※それ以前は逆に、
手の甲ではなく、
手のひら側が正面を向くように
意識します。
最後に、
指の力を(スティックを持った状態で)
抜きます。
そうすると、
まだ少し、動く余地があったことが
わかると思います。
2枚の写真を見比べて、
違いがわかりますか?
2枚目の方が、
より、
手首が脱力し、
スティックが下がっています。
この違いを、
身体で実感できるまで
繰り返しましょう!
この部分が、
あとあと、
汚い音を回避する
助けになるので!!!
それは、
この部分が、
自己コントロール外になっている場合が
本当に多いからです。
うまく脱力ができなかったり、
今までの習性で「意図的に」スピードを
早めてしまう地点がないか、
要確認です。
この訓練を5分~15分ほど
行ったあと、
通常のフルストロークに戻して、
打面を打ってみましょう。
音色、
軌道、
跳ね返り、
今までより、
不自然さが減っているはずです。
今すぐ鏡とスティックを用意して、
フォームチェックをしましょう!
そして、
肘~手首の位置から打面までの距離を知る、
その距離を自然に移動する感覚を確かめましょう!
読んでいただき、
ありがとうございました!