【これで今日から上手くなる!】スティックの扱い方を解き明かせ⑤(一番器用なのはどの指?)

んにちは!

M space です。

 

さて、

これまで、スティックの扱い方について

細分化して

段階的に点検してきました。

 

主に、スティックと指の関係

使いこなすための訓練

お伝えしてきました。

 

今回で、

スティックの扱い方を解き明かせ!

という視点での記事は、

一段落しようと思います。

 

最後は、

全ての指を機能させるための訓練

をお伝えしますね。

 

この訓練を行うことにより、

あなたは

全ての指に神経を行きわたらせ、

思い通りのコントロールを行いやすくなります。

 

反対に、

これができないと、

いつまでも「使い物にならない指」が

コントロールの邪魔になります。

 

あなたは

どちらの未来が欲しいですか?

 

 

そもそも

実際に演奏するときは、

奏者は何に神経を使うでしょう?

 

指揮者、

譜面、

休符を数える、

周りの音を聴く、、、

 

自分以外のことに

アンテナを張りながら参加することが

必要です。

 

少なくとも、

自分の指に意識を取られているヒマは

ありません。

 

一瞬の反応で、

一気に自分の意志が身体を通じ、

スティックの先まで行きわたるように

今はまず、指の感覚を呼び起こすことから始めます。

 

では、

実際に訓練をご説明します。

 

今回は、打面が必要です。

できれば小太鼓を用いましょう。

※どうしても叶わない場合は、

練習台でも自分の太腿でもよいです。

 

響き線はOFFにしましょう。

訓練は片手ずつ行います。

慣れたら両手同時にも試してみましょう。

 

 

最初に、

スティックを持って、

構えます。

 

普段、演奏するのと同様に、

スティックを振り

打面を打ちます。

 

指でスティックをキックする訓練なので、

手首や腕を使わずに済むよう、

低めの高さからスティックを

落としましょう。

 

このとき、

スティックをキックする指を、

 

人差し指、

中指、

薬指、

小指、と、

 

一本ずつ担当させ、

それをずらしていくのです。

 

持つ担当のパワーが

弱まる可能性があります。

 

持つ=挟む

の意識を思い出して

取り組みましょう。

 

親指+人差し指根元側面で挟む

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白線の部分と親指の腹でスティックを圧迫するかたちでホールド

訓練を進めるにあたり、

手の中の様子は以下の通りです。

 

人差し指

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人差し指がキック担当
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人差し指だけスティックに乗せ、開き、人差し指だけを使って「パシッ」

中指

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中指がキック担当
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中指だけスティックに乗せ、開き、中指だけを使って「パシッ」

薬指

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薬指がキック担当
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薬指だけスティックに乗せ、開き、薬指だけを使って「パシッ」

小指(少し人差し指のフォローを加えます)

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小指(と持つ担当は人差し指が少しフォロー)がキック担当
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小指だけスティックに乗せ、開き、小指だけを使って「パシッ」

 

あまりゆっくりやりすぎると

継続できないので、

 

スティックの跳ね返り具合と

指のコントロール力のバランスを

自分で探ってみましょう。

 

どちらの要素も

スピードが損なわれてはいけません。

 

ただ、

音量はそこまでいりません。

 

 

連続して叩きながら、

見た目はほぼ変わらないけど、

手の中で担当する指が移動している、

という練習をしてみましょう。

 

以下、

参考までに動画を貼っておきます。

 


指を使えるようにするためのくんれん

 

 

 

動画よりも

ずっと速いテンポで

流れるようにできるようになると

いいと思います。

 

軌道のぶれはないか、

持ち位置がずれてこないか、

使う指がスティックから離れている瞬間がないか、

 

そして、

慣れてきたら、

 

音色が揃っているか、

 

確認してみましょう。

(動画は、音色についてはダメ見本になってますね汗)

 

今回は、

指を使う練習の最終回として、

 

実際にスティックと打面を用い、

全ての指を機能させるための訓練を

お伝えしました。

 

今すぐ

取り組む場合は、

 

まず、

中指を重点的にやりましょう!!!

 

理由をこれからお伝えします。

 

あなたは

5本の指のうち、

いちばん器用なのは、

どれだと思いますか?

 

それは、

利き手の人差し指です。

 

それは、

普段から

利き手の親指と一緒に、

物に触れ、操作する経験値が

 

他の指と比べて

圧倒的に多いからです。

 

なので、

今回の訓練においても、

人差し指に関しては、

難なくできてしまうこともあると思います。

 

しかし、

 

スティックを扱う際、

人差し指は、

基本的には持つ担当であり、

 

もし、

コントロールにも加わるとしても、

実際は、持つ担当と兼任する結果になります。

 

したがって、

コントロール担当に特化して

いちばん器用なのは、

 

いえ、

 

器用になってもらう必要があるのは、

 

中指なのです!!!

 

中指が人差し指と同じくらい

機能的になると、

 

今後の

あらゆる技術に対して

必ず助けになります。

 

あえて人差し指をメインに使う

のと、

人差し指でしかコントロールできない

のとでは、

 

前者の方が、

奏者の力量は上です。

 

この訓練をやったあと、

何も制限なく

普段通りのフォームで叩いてみましょう。

 

コントロールの不安が減っている

ことと思います。

 

ぜひ、

取り組んでみてください!

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました!